雨で輝く緑の庭

ここ数日は曇りや雨などはっきりしないお天気が続いていましたが、あいにくに思える雨の日もお庭の緑が一層美しく見える日なのです。

ということで、邸宅別施工例にも掲載中の須坂市Ｓ様のお宅の現在の様子を撮影してきました。

梅雨前の今は緑が一番鮮やかに見えるときです。そこに雨が降ると、新緑が一層輝きます。Ｓ様の庭は雑木の庭をイメージして作り、その後植え込んだ宿根草や低木などが成長し、今では自宅の庭がまるで森のようになっています。

庭の中央を通る砂利の通路脇には、様々な宿根草が咲いていました。

アプローチ脇に咲いているのは「西洋ツユクサ」という多年草です。植え込んだ当時はアプローチの脇だけでしたが、その後自然に増えていき、いまでは本来植えていなかったところまでツユクサが咲いているとのことでした。お庭のデザインにもよりますが、こういった雑木の庭の場合、人間が植え込んだものよりも、植物の根が伸びた先や鳥のフンが落ちた場所など、自然の手で増えた場所のほうが庭全体の景観にしっくり馴染みます。植えた覚えがない場所に咲いている花のほうが、よくよく観察してみると、その場の雰囲気に驚くほどピッタリ似合っていたりするのです。