あらためて新築住宅の外構デザインについて・・・・

日頃この仕事をしていて思うことでもあり、ガーデンファクトリーを始めた理由のひとつでもあるわけですが・・・・

たとえばある程度ご予算を掛けたと思われる「品のよい佇まいの家」が・・・・その後行われた巷の流行のエクステリアデザインで打ち消され・・・結果的にその家本来の魅力が引き出されず、外構ばかりが主張してしまっている家・・・・に感じられるお宅も時々見かけます。
ただこれはお客様の好みはそれぞれであり、またその家に住む方とエクステリア業者さんが同意して行った結果ですからとやかく言うつもりもないわけですが・・

しかしたとえば木質系の優しい風合いの良い家であっても・・・ご依頼された外構業者さん次第で＜現代的な固いエクステリアデザイン＞でどの家も飾り立てられることもあるわけですから・・・やはりこれではちょっと無理があるわけですね。

だからやはり自分達が建てた家にこだわりを持つとともに、「この家にはどんな服が似合うのか」までしっかりとイメージして外構業者さんをくまなく探して欲しいところですし、また案外自分達がよいと思うところの＜似合う服＞とプロの目を通しての本当に似合うものが案外違っている場合もあるわけですから・・・とにかくその家にしっくりくる無理の無い外構デザインや素材で飾ってほしいかと思います。

「こんなエクステリアのデザインがかっこいい！」と思っても・・・・これまた自分達が建てた家とはまた違った方向性のデザインである場合もあるからです。

またこれは上の画像のようにあえて＜無理に飾らない方が良い家＞・・・だってありますので、自分自身はやはりその家を見た時の第一印象である程度のデザインの方向性を決めてます。

（くねくねした曲線デザインやいろいろな色彩や素材をこれでもか！と混ぜ込んだ主張の強いエクステリアデザインが似合わない建物だってたくさんあるのです）

うちのお客さんの場合でも、本来現代的なエクステリアが似合うような建物にはそんなカチっとしたエクステリアなデザインでご提案する場合もありますが、ただ基本的にナチュラルなデザインを求められることが多いため・・・・こんな場合はお客様が望む部分を第一に考えてデザインしていますし、逆に緑が豊かでナチュラルなデザイン寄りになっても＜残念な景観＞になることはないため、そんなナチュラルな施工例が結果的にどんどん増えてしまうところです（笑）

そんなわけで、とにかく一番は＜家の質感や佇まいに合ったエクステリアデザインでの仕上げ＞を心から望むところです。

ちょっと固めのデザイン提案の事例です