駐車場をコンクリートでプランする前にもう一度考えてください

こんにちは。長野市ガーデン&エクステリアのガーデンファクトリーです。
今日はお庭と外構についてのちょっとした豆知識を記事にしてみます。
さて、ガーデンファクトリーにご依頼いただくお客様の中には、「保有する車の台数以上」の駐車場をご要望される方が多いのですが、保有台数を超える部分の駐車スペースに関しては「後々の変更」に対処できるようにするためにも、<コンクリート>などでの施工はとりあえず避けるべきかと思います。
つまり、現在2台保有ならば2台分はコンクリートや自然石などで固めても、保有台数を超える部分のサブ駐車場に関しては後日転用や変更の利く材料やプランにて施工を提案する場合が弊社では多く、これを後々庭に組み入れたり、またお子さんが成長して車を持ったときのために、ここをしっかりと固めて駐車場に・・・というように、ある程度使い方が決まってからまた考える・・・というスタンスです。
そのためサブ駐車場に関してはなるべく「固めない」ということも大切です。
たとえば下のお客様のお宅ですが、家を建てたハウスメーカーが<外構>への意識をまったく持たずにコンクリートの駐車場を必要の無いスペースまで広げてしまった事例ですが、これを弊社ではこのコンクリートの上になんとかエントランスらしく外構を施しました。
(着工前)
本来ならば玄関のアプローチやエントランスの緑地スペースになる部分までが、しっかりと土間コンが打たれてしまっていて、これではせっかくの建物も「家らしく」なりません。
また、現状の土間コンを破砕して再度工事・・・というような大掛かりなことは避けながらも、<エントランス>としての顔をしっかりと作った事例です。
これは全て既存の土間コン上で強度を保持しながら施工をしましたが、本来はこのスペースを<土>の部分として残しておいていただければ、もうちょっとだけプランや使用材料の選択の幅も広がったかと思うところです。
また土留めもやはり土地なりに合わせて傾斜させるのではなく、後々のフェンスや壁の施工のためにも<レベル>で施工することが賢明です。
(これは既存の土留めに鉄筋を打ち込んで型枠にて再度打ち足したものですが、この点のフォローがハウスメーカーではおざなりになっている感が否めません。)
これからも、家を建てられた方がお庭づくり、外構を考える際にちょっと役に立つ情報を掲載していければと思います。
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